更年期に発生する汗の臭い
更年期の症状に、「やたらと汗が出たり、臭いがひどくなったりする」という症状があります。
更年期になり、女性ホルモンが低下してくると、汗腺の調節機能がうまくいかなくなってきます。そうすると何もしないのに汗が出てきたり、寝汗をかいたりすることが多くなります。
さらに、更年期症状であるイライラや不安などの精神症状により、精神性発汗へとつながっていくのです。
更年期の症状は、女性ホルモンのバランスが崩れることにより、自律神経の調節も上手くいかなくなることが影響しています。
その自律神経がうまくいかなくなると、発汗作用も崩れてくることになります。
自律神経がうまくいかないため、体温調節機能が働かず、顔だけがほてって汗をかいたり、首や胸などに汗をかくようになります。
この汗は、精神性発汗でありベタベタした濃い汗です。
そして、アンモニアなどの臭い物質が多く含まれているので、臭う汗となるのです。
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更年期の汗と臭い対策
汗が出るのを抑えるのではなく、汗腺機能を整えたり血行をよくしたりして、良い汗をかくようにしましょう。
- 有酸素運動をする
- ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動をしましょう。 特に手足の血行をよくする運動がおすすめです。
- ゆっくりと入浴する
- ゆっくりと入浴すると、血行をよくし発汗をうながします。 また、両手両足を熱めのお湯に10~15分くらいつけると、良い汗をかきます。
- 食べ物
- 大豆イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをするので、これを摂ることで更年期障害の症状を緩和することができます。
- 衣類
- 体温調節機能がうまくいかないので、衣類で調節できるようにしましょう。 下着は汗を吸収する綿で、その上には発散するシルクやウールなどを着るのがいいようです。